ほーりーの日記

2003年に留学して開始したブログ。2018年5月に他のブログから引っ越してきました。

調整スキルとプロフェッショナルスキル

日本企業はジョブローテーションである。ジェネラリスト育成を是とする。

出世の過程でピープルマネージへ移行する。ジェネラリストがバージョンアップしていく。

 

かたや、欧米系は、専門家の集団である。管理職は、修士とった人間が行う。スペシャリティを持った人で管理職を視野に入れれば、キャリアの途中で大学院へ入る。大手企業では、シニアクラスのマネジメントには、degreeが必要なんだよね。

 

プロフェッショナルで中途採用した社員を新卒入社のジェネラリスト管理職が管理すると、企業文化に立脚した領域はコントロールできるけど、枠外のスペシャリティは理解できないので、活かせない。それが現実です。

 

ところが、まー、部長クラスの人事権は社長が持っているのが普通で、そこからの見地だと、腕のいい外様採用した。そいつを新卒採用出身部長が使いこなせるよねー。頑張れとなる。

外様は、普通の感覚持っていれば、遠慮して、空気読みながら仕事するわけで、新しい提案、特に慣例と異なる可能性がある動きは起こしづらい。

さらに言えば、ジェネラリスト上司に重要事項(予算案や組織デザインとか)は握られてるので、変化を起こそうにも、壁になりやすい。

 

これが、鳴り物入りで日本企業に入社したけど、活躍できずに、古巣や、上記事情が分かってる経営者のいる日本企業、ベンチャー外資系へ移る人がいる背景の一つである。

 

スポイルしている気は、プロパー社員には無い。大体の場合。