Heart of change がもたらすもの
何かの、心変わりについて今日は書くのではなくて、変化させる気持、つまり現状を変革する意思について書かれた、KotterのHeart of change について、少々。
これは、8つのスッテップに、変革を志す者へのアドバイスを与えてくれていて、現状の何にもして無い状態から、新しく達成させたビジョンを継続的に実行させるための手順を整理している。
ステップ1:組織へ危機感をあおり(Increasing uergency)
ステップ2:プロジェクトチームを作り(Build the guiding team)
ステップ3:目標を定め(Set the clear vision)
ステップ4:チャレンジへのコミットメントを取り(Commitment for buy-in)
ステップ5:権限を委譲し自立的な活動を促進し(Empowerment action)
ステップ6:小さなプロセスの達成を積み重ね(Create short term wins)
ステップ7:しつこく実行し(Don't let up)
ステップ8:達成された変革は、そこで終わらずに継続せよ(Make change stick)
プロジェクトって、一種のお祭りで、終わってしまうと、継続されずに、得られたものが、もったいなくも忘れ去れてしまう事ってよくある。
この本は、変革をするには、権限の委譲と積極的な参加を採用し、自らの力で変革を成し遂げさせ、それを当事者にきちっと継続させましょうと言っていると思う。
お祭りはえてして、騒ぐだけで何にも残らない場合があるが、目標をしっかりさだめることが、まずは大事。マネージャーとしては、その後は、尻をたたくというよりは、自らの積極的な参加を促す部分、つまり自分ではこらえてやらずに、どこまで部下が出来るか、それをサポートすることが求められる。
なかなか、ついついやってしまうんので、結構難しいのだが。
と言った感じで書き終わって、もしや、と思ったら、この本の翻訳版、ジョン・コッターの企業変革ノート、があることに気が付いた。便利な世の中だ。
要は今日の追試の範囲内に、この本も含まれていて、対策として読んだ。折角だから忘れないうちにと思って感想を書いたのであった。
しかも、自信をもって準備していったのに別のテーマ(TQM)が出題された。_| ̄|○