チクルス自慢
チクルス(Cycle)自慢とは、自分の演奏履歴の中で、特定の作曲家の曲を全て演奏した述べる事である(シンフォニーに限る場合が多いかな)。 どやら英語ではサイクルらしいので、チクルスはドイツ語だろうか・・・。野球で言うサイクルヒットと同じ意味だな。
例えば、ベートーベンの交響曲は9曲なので、1番から9番まで演奏したことがあると、ベートーベンに関しての自慢が可能である。バイオリン弾きは結構達成しているのではなかろうか。ちなみにチューバは楽譜が無いので野望の立てようが無い。
ブラームスやシューマンは4曲しかないので、野望は早々に達せられそうだが、後者はそれほど演奏機会が多くないので以外に時間がかかるみたいだ。
フル編成のアマチュアオーケストラが演奏するであろう幾人かの作曲家名と交響曲数を挙げてみる。括弧内が曲数。
シベリウス(7)、エルガー(3)、プロコフィエフ(7)、ドボルザーク(9)、シューベルト(一応9)、ショスタコービッチ(15)、ブルックナー(一応9)、ラフマニノフ(3)、マーラー(10)
素人で達成できそうなのは、演奏頻度と選択肢の可能性を考慮すると、ベートーベン、ラフマニノフ、ブラームス、シューマンあたりであろうか?
チューバは、特殊楽器と言っても過言ではないので、上記の中で、全ての交響曲に楽譜が用意されている曲は少ない。ベートーベン、シューベルト、シューマンはもともと無いし、意外かもしれないが、ブルックナーは4番以降しかない。逆にシベリウスは3番以降ない。プロコフィエフは2番以降の登場だ。ドボルザークは6・8・9番しかない。あ、マーラーは4番だけ無い。
だから、他の楽器同様な野望が持てるのは、上記の場合、エルガー、ショスタコービッチ、ラフマニノフだけではないだろうか?
ということで、イギリス繋がりっていうことでエルガーの交響曲チクルス自慢でも目指そうかね(といっても、団の投票で選曲するから自分の団体だけで期待するのは厳しいから、人的ネットワークを駆使してエキストラの機会を増やさないと無理だろうな)。
エルガーといば、威風堂々(Pomp and circumstances)だが、これを全曲演奏したことある人って素人でいるんだろうか??