ほーりーの日記

2003年に留学して開始したブログ。2018年5月に他のブログから引っ越してきました。

モチベーション

職場に於けるモチベーションとはなんだろう。

給料か? オフィスのロケーション? ネームバリュー? 就業時間? 福利厚生? 安定した環境?

私は、仕事内容そのものだと思う。

つまらない仕事は、人からやる気を奪う。たとえ、それが給料が良かろうが、ステータスがあろうが、安定していようがである。

どういった場合が、つまらないのであろう。

私の場合は、ルーチンワークと不公平感を感じさせる評価が行われたときである。

同じ仕事は、つねに同じ土俵でしか仕事ができないので経験値を上げづらい。というか熟練度がメインイシューになってしまうから、この場合はクオリティを追いかける事になってしまう。それは、私には魅力的に見えない。

精度にこだわる事は大事だが、その間に別の経験をして自分の幅を広げたほうが、より可能性が広がると考えるからだ。

不公平感の方は、人が評価するのだから、ある程度は致し方ない。会社は学校教育の場ではないのだから、決定権を持つ人間が制度の中で好きに判断する事は当然であろう(といいつつも、露骨だと、やはり気分はよくない)。

そうは言っても、仕事内容だけではなく、環境(オフィスや給料など)が、あまり悪いとやる気は出ないのも事実ではあるのだけれども。例えば、昔いた会社では夏の間、夕方6時になると冷房が止められてしまった。経費節減はいい考えだが、これではモチベーションは生まれてくる土壌もありゃしない。

と言う事で、部下の仕事内容を設定するときは、本人と話し合って、中長期的な方向性を確認して決めていく必要がある(もちろん定期的な確認も必要)。それを怠ると、やる気を無くし、やがて辞めてしまう。

「給料いっぱい上げるから、上司の言う事聞いてちょ」というのは、ありそうで実は通用しないと思う。

もし会社が、金銭的な提示のみしか従業員にアピールするものがないとしたら、早く違う会社を見つけるしかない。

しつこいようだが、私はルーチンだけでは無理だ。自分の経験値をあげる機会が欲しい。

そういう意味では、インターネット業界は、私にとって非常に刺激にあふれている。だから、この留学前の数年間はとても楽しいものであった。