ほーりーの日記

2003年に留学して開始したブログ。2018年5月に他のブログから引っ越してきました。

ラトルのマーラー8番のライブの感想

6月4日に、バーミンガムのシンフォニーホールで、サイモン・ラトル指揮 バーミンガム交響楽団が演奏するマーラー交響曲第8番を聞きました。(リハ。でもレコーディングも兼ねていた。)

座席は、5列目くらいだったけど、自分の前まで空席になっていたので実質的に最前列だった。

なので、オケの全容は分からなかったのだ。合唱は多分300人くらいいたんじゃないでしょうか?オルガン席だけではなく、左右のバルコニーや舞台後部もいたので、多分そんな数でしょう。

本番前は、合唱の声だしを聞いたり、ラトルが出て来て、少し観客へ向けてしゃべったりして、面白かった。ラトルは、このリハーサルは録音しているので音が鳴り終わっても曲の最後で10分間拍手を我慢して下さいって観客へお願いした。で、あ間違えた、10秒我慢です。って言っていた。

確かに、カメラも複数あるので、後日CDやDVDにするんでしょう。で、フィニッシュ部分は、リハの音を使うのかも。もしくは、本番が失敗した時のための保険かも。

観客の座席もほぼ満席に近かったと思う。

演奏は、最初から全開だったように思える。とてもリハとは思えない。もし、私が聞けなかった本番と我々が聞いたリハに差が大きくあるのならば、とても人間業とは思えない。つまり、リハの演奏で十分すごかった。特に第一部で解放されたプレーヤーのパワーと言うのは、ホールを音で埋め尽くしていた。マーラーの曲で感じるうねるような音は、この8番では余り感じられず、どちらかというと直線的な音色が多いのではないか。

この演奏会を取り仕切るマネージャーの苦労は並大抵の事ではないだろう。

複数の合唱団を手配し、その練習の進ちょくを確保しながら、オケのスケジュールも合わせて行く。しかも、彼らはプロだから、我々アマチュアのように半年とか時間をかけるわけでもないだろう。長くて精々1か月。それでも長いくらいではないのか?

ちなみに、このリハではロンドンシンフォニーの合唱団が渋滞に巻き込まれて、時間どおりに到着できず、リハの開始が少々遅れた。

ということで、聞いてから三日過ぎても未だに頭のなかでマーラー8番が鳴っている気がする。

CD化されることがあったら購入する事にするつもりだ。