ほーりーの日記

2003年に留学して開始したブログ。2018年5月に他のブログから引っ越してきました。

マーラー9番 その2

昨日に引き続きマーラー9番ネタである。

あれから、他のオケのロンドン公演などをチェックしてみると、なんとミュンヘンフィルが昨日まで連続三日間、マーラー9番を演奏していた。さらに、ロッテルダム・オーケストラもゲルギエフ指揮で6月ごろマーラー9番をツアーで演奏する。(ロンドンにも来るけど、なぜかその日はプロコフィエフロミオとジュリエットで、別の日程のパリ公演ではマーラー9番を演奏する)

マーラー9番って、もうちょっとレアな演目かとおもってたけど、結構普通なのかも。プレーヤーや、また聴衆にとっても、バーンスタインベルリンフィル版を聞くと特に思うんだけど、とても特別な曲だと思う。

3楽章の後半から、エンディングにかけての、ゆったりしたリズムの中で、過ぎ去っていく時間が寂しくもあり、いとおしくもあるのだ。

ベルリンフィルバーンスタイン版は、バーンスタインが作り出すマーラー特有のうねりでリズムを見失ってしまったのか、4楽章の後半のクライマックスでメロディを担当するトロンボーンが全員落ちています。でも、裏で鳴っているトランペットのロングトーンだけでも緊張感を持続できているから曲としては、知らない人が聞いたら、違和感はそれ程感じないかもしれない。しかし、2フレーズあるから2回目は、トロンボーンパートはメロディを吹いていてもよさそうなものだが・・・・。

ということで、マーラー9番ネタ、第2回は修了します。