前回の逆の話。
同じく、ドイツの巨大製造業に在籍していたときの話。
医療用画像ソフトの販売で、ソフトだけ売って、
あとは、お客さん、商流のSierか、自分でインストールしてね!よろしくっていうプロダクトアウトの会社が多い中、
ソフトだけでなく、サーバー、サーバーラック、設置のエンジニア(ドイツから派遣)という、
発注したら、動くまで一気にやりますというパッケージングがありました。
お値段、ほぼ1億円。
バカスカ売れないけど、そこそこ売れるんです。
そりゃ売れますよ。高くても。
動くところまで、一回の発注で済んじゃう。
楽です。
特に、病院のIT部門は、人が少ないので、金額さえクリアすれば、
全員ハッピー。
いわゆるパッケージングというやり方ですね。
キャズムを超える前の、アーリーアダプターは、自分で見つけて、自分の手を煩わすことを嫌がりません。
ところが、マジョリティへ渡るには、メンドクサイはダメです。