ほーりーの日記

2003年に留学して開始したブログ。2018年5月に他のブログから引っ越してきました。

リーダーシップとお金

本当は、リーダーシップと力なんだが、時にマネジャーは力を発生させるために、部下に対して強制力や報酬力を使う。前者は、恐怖であり、後者はその反対である。

この両方を自己のリーダシップ発揮のために前面に押し出して利用するマネジメントって、いませんか?まわりに?

私は苦手です。こういう経営者。

リーダーシップって、組織に対して(非公式なら集団かな)、共通の目標に向かって努力を促すための影響を与えるプロセスもしくは能力と定義されている。(Northouseを参照)

私は、お金や恐怖ではリーダーシップは手に入らないと思うのです。

フィードラーなどによって、リーダーシップ論には条件適合理論(contingency theory)というのがあって、それによるとリーダーと部下の目標は一定の適合性を必要とするという内容がある。ところが、力は、依存を必要とするだけで、これは上司が部下へ仕事をさせる一種の戦術であって、目標の適合性は問われない。

短期的に企業が欲するパフォーマンスの向上は得られるかもしれないが、一種のカンフル剤であり、企業活動に重要な継続的な成長を支える従業員のモチベーションを金銭的なメリットだけでつなぎとめておくことには無理があるだろう。(増加した利益が、従業員へ吸収されてしまう極端な例だって考えられる。)

いずれ、力のみに頼った方法は破綻すると思う。

リーダーの行動が部下の動機付けになるような体制にすることが大事なのではないかなと考える。(コーチング、指導、支援、もちろん報酬などによって提供される。)

ロバート・ハウスのパス・ゴール理論には、いくつかのリーダータイプが設定されているのだが、

個人的には、支援型リーダーのタイプが好きかな。(後は、指示的リーダー、参加型リーダー、達成指向型リーダーがある。)

お金では、限界があるよ。