ほーりーの日記

2003年に留学して開始したブログ。2018年5月に他のブログから引っ越してきました。

ADSLが遅い、高い

うちの学校の寮は、ネットが完備されていて(もちろん追加料金はない)、どの部屋からもインターネットへそこそこの環境でアクセスできる。もちろん学術的なリソースへも制限無くアクセスできるし、学内サーバの自分のフォルダやプリンタも利用できる。しかしながら私も寮に住んでいるんだけど、ネットワークは提供されていない(最初は勉強机すらなかった。騒いだらくれたけど)。なぜなら、家族寮に住んでいるからだ。

ひどい話で、家族寮には、そういった基本的な情報インフラが提供されていない。ということで、自前でADSLを引いている。

この国は、日本と違って、ADSLの導入が非常に遅れている。BTが通信施設の根っこを押さえているのが大きな原因だろうし、ロンドン一極集中の経済環境も起因していると思う。またヤフーBBみたいなイノベーターが不在なのも要因の一つだろう。競争がないからね。

一般消費者も、まだ重いコンテンツや常時接続に魅力を見出していないのかもしれない。もしかすると、そういうコンテンツがないのか?いやそんなことは無いだろう。だって、英国は英語の国だもの。世界中のリソースを楽しめるんだから、速いに越した事はないはずだ。やはり、通信速度が遅いくせに、コストが高いから導入が遅れているんだ。(と確証もないのに決め付けてみる。)

物理的な距離をバーチャルに短くてしてくれるインターネットは、田舎にとって必要とされているインフラだ。例えばだけど、そろそろオンラインショッピングのコンテンツも重くなってきてるし、快適に楽しむには高速な環境がベターだろう(そのうち書くけど、この国の大部分は田舎だと思う。ロンドンから離れると、すぐ羊さん達に会えます)。

PPPoAでしかサービスを提供していないBTにはびっくらこいた。メルコのルーターがこの国でマイナーなのに首を傾げつつ用意して、セットアップの段階でPPPoAということに気付いた・・・・。(メルコのマーケティング担当のひともさぞ悲しんでいるに違いない)。だから、この国では、ADSL機器を購入するときに、PPPoA対応機器を提供する日本ではおなじみでないドメスティックな会社の機器を検討する必要がある(日本ではPPPoEが主流で、ATMを利用するPPPoAは過去の事になりつつあるのだ。だから多くのルーターが前者しか対応していない)。

日本だったら法外だと言われても仕方がない料金体系も相当いけている。我が家は

BTヤフー (http://www.btyahoo.com/)

の512K/bpsを利用している(ヤフーBBではない)。この通信速度は日本では何年前の事だろうね。しかも、料金はびっくり価格の月額6,000円(もちろん電話回線代は別途用意する。約1500円/月)。しかも、1年契約の縛りがあるから、帰国時に数か月分涙を飲まなくちゃいけないのだ。市場調査をあまりしっかりやらなかったせいで、あとから分かったんだけど、いくつか競合があって、月額コストは一緒だけど、いつでも解約できる会社もあるのだ(超ショック・・・)。日本では価格破壊をしている消費者の味方ヤフーというイメージが判断を誤らせた。この国では日本で言うところのNTT=BTと手を組んでいらっしゃるんです。

最近、ダイアルアップより20倍早いって言ううたい文句で1M/bps接続の案内が来た。しかも月額8000円(日本なら100M/bps使えるよ・・・)。あとBTヤフーのウェブサイトは、技術的な情報が全然提供されていない(だからメルコのルーターを用意しちゃったんだよ!)。さらに競合と比較することが不可能なくらいヤバイ価格体系だからって自社のダイアルアップと比較するのはやめて欲しい。

ディスク容量15Mも、メルアド10個もいらないから値引きして欲しい!マーケティング担当者は、メルアド10個を消費者が望んでいると考えていると思っているのだろうか??フリーでいくらでも手に入るぞ!!