ほーりーの日記

2003年に留学して開始したブログ。2018年5月に他のブログから引っ越してきました。

パリの思いで 2

三日目、モンマルトルから徒歩でルーブルへ行く。

10年ぶりのルーブルだ。以前は、フランス語どころか、英語もできなかったため友人と二人で、とってもストレスフルな時間をすごしたことを覚えている。この日は、一日中、ルーブルに充てたので、ゆっくり鑑賞。でも、普段机に向かいっぱなしなので、すぐに腰が痛くなる。運動不足だ。

美術品に関する知識は、結構あるはずだった(実は、学芸員資格を持っている)。

けれでも、スッカリ美術品に関する知識を忘れている自分に気が付いた。

言い訳っぽいが、あまりに美術品が多すぎて、逆に何も印象に残っていない。印象にのこっているのは、

・日本人団体客が日の丸の旗をもった添乗員さんを先頭に行進する様子

・日本人よりも多い中国人観光客(経済の調子がいいのですね。やっぱり。)

である。

あと、なんでそうなるのか分からないが、中国人観光客に中国語で話しかけられ、英語で”自分は日本人である”と伝えたのに、引き続き中国語で質問され続けた事である。(”ミロ”という単語が聞こえたので、ミロのビーナスの展示してある方角を質問されたらしいが・・・)。 その人は、非常に不思議そうな顔をして去っていった。(冷たい仕打ちをしたわけではありません。)

その後、何度も同様の事態に遭遇する事になる。(確かに、台湾人のクラスメートに、”いつ台湾に帰るの?”と質問された事はある。しかも会話自体は英語だったのに・・・)

しまいには、フランス人からも、”メルシー”(フランス語のありがとう)の代わりに、”謝謝”(中国語のありがとう)と言われだした。

なんだか不思議な気分だ。

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