MVNOウォッチャー
通信ベンチャーの誕生と、羽ばたけずに終了していく様を知っている自分としては、
日経が一生懸命日本に普及させようとしているMVNOについて気になってしょうがないです。
正直、ディズニーがやるのはMVNOとは、多少趣が異なるような気がする今日この頃。
誰も、UKで成功したバージンモバイルの再来が日本で実現できるとは思っていないでしょう。
あの成功は、銀行口座を持てない若者、プリペイド式携帯電話の普及とチャージの体制、高いブランド力とマーケティングがあって初めて実現できたのだと思います。
もちろん、垂直統合型ではなくて、水平型の産業構造がベースにはある。
一所懸命にお役所が、垂直統合型ビジネスモデルのてこ入れをしているけど、
携帯電話メーカが受託型ビジネスで甘んじている現状で、リスクを犯さなくてはいけないコンシューマへ直接売り込む事業モデルへ変換するのは、そんなに簡単なことではないでしょう。
日本だと、MVNOというよりはメーカにとっては受託開発型、つまりB2Bモデルでベネッセのような顧客を大量に抱えて集金システムが確立されている企業が、OEM的に端末をばら撒くのが現実的だと思うのである。