ほーりーの日記

2003年に留学して開始したブログ。2018年5月に他のブログから引っ越してきました。

中小企業の情報システム

SMBと言われる領域は、まだまだ情報化が積極的に進められる余地が多分にある。

以前、日経ビジネス大塚商会の特集をしていた記事で、これを大塚商会ロングテールビジネスと称していたように記憶する。

いわゆる、エンタープライズビジネスを指向する大手SIから見ての言い方になるが、アカウントが増えても対応していく体制を構築するのは大変な労力を要することも事実であるが。

社内情報システムの業務は、インフラ系、情報系、基幹系に大きく分けるとすると、大手企業では各部門にリソースを配置する。しかし、中小企業となると、上記の業務を1セクションで対応することになるので、大抵はインフラ系・情報系に偏る。基幹系は勘定奉行などのパッケージを導入することで、ある程度のカスタマイザビリティは犠牲の上でシステムを実際に使用する担当者は業務を実行するのだ。システム部門にプログラム開発能力はあまり求められない。

大企業でもそうでもあるかもしれないが、企業の情報システム部門の業務とは技術的動向の理解と予算管理が中心であり、必要な専門性というのは、外部リソースやパッケージ化された製品・サービスによって賄われる。

ソリューションプロバイダーが社内LAN管理に必要なファイルサーバ機能、AD、インターネットアクセス管理などをパッケージ化し、企業サイドはそれをクライアント台数やソリューションの規模に応じた契約でサービスを享受する。

そんなことを今日は、ある通信キャリアとの打ち合わせで強く感じたのであった。