プロフィールにあるとおり、非常に的が絞れていない分かりにくい背景を私は持っている。
経済学部⇀金融⇀M&Aのスペシャリストとかだとカッコいいんだけど、まったく対岸を走っている。
流れを順に書くと、
1、大学⇀芸術学
2、会社その1⇀出版で販売促進、電子出版事業、営業管理、経理
3、会社その2⇀ネットベンチャーでネットワークエンジニア
4、会社その3⇀ネット系マーケティング会社で社内情報システム責任者とOPS関連
5、大学院⇀ビジネス
6、元の会社(予定)
もうちょっと砕くと、
大学時代のおかげで⇀
・芸術関係、特にクラシック音楽は詳しいよ。お寺や仏像も勉強した。
出版社の職歴のおかげで⇀
・広告に関しては、最初広告を担当してコピーを考えたりしてた。図書目録とかも作ったな。
・マーケティング:特にダイレクトマーケティングは相当な予算で実施していたな。あと、紙だけじゃなくて、電子媒体のスタートアップもやった。この時は、私の経験で唯一の数字を背負った時代(結果は、業界内のマーケットシェア1位を確保した)。
・さらに異動して、管理系の仕事を担当。で、社内文書・稟議書作成なども慣れたものである。人・組織を動かすには文書を起案しないとね。プロジェクト単位の仕事ばっかりやった。不良在庫廃棄案作成とか地味系な事も経験したな。
・最後に異動した部署では経理部:ここでは伝票処理をやった。つまらなかった(ルーチン嫌いが発覚)。
・ほとんどが本社機能のセクションでのキャリアだった事もあり、そこそこ面倒な社内政治もいろいろ経験した。
ネット系企業の経験のおかげで⇀
・スタートアップの混乱した組織も経験した。
・システムの運用や、海外オフィスとの交渉もOKだな。
・部下の管理も経験している。(実は、モチベーションを高めてあげる事がかなり好きだったりする。)
現在、英国の大学院で⇀
・アカデミカルなビジネススキルをゼネラルに学んでいる。
実は、あまりルーチンな仕事の経験がない。(つまり、特定の業務に熟練していない)
特に出版社の時は、あれこれ上から仕事がやってきたり、自分で考えたりして、大抵、プロジェクトベースだった。その後のキャリアはネット系のベンチャーで、特に現在の会社では情報システムを任して貰っていたんだけど、その間に上場したり、会社の規模が激しく変化しているので、情報システムは常に変化に対応するために、あれやこれやとプロジェクト的に仕事をこなしてきた。
今は、企業の中の社内情報システムで生きていく事に情熱をあまり感じないのだ。
仕事自体は、技術革新とともにあり、会社を支える重要な役割を担うので魅力的であり多くの経験も積める。だが、業務の多くが受身になりがちな点が自分にそういう思いを抱かせているのかな。
受身とは指示待ちという意味ではなくて、例えば新商品を投入するとしよう。そうすると会計システムや受注システムを変更する。また、営業のスタイルを変更して、IT関連にmobilityを付け加える事にしよう。リモートアクセスに関するシステムを検討することになる。
両方とも重要だ。しかし、常にプロジェクトの前には意思があり、それにしたがって仕事は発生する。ビジネスそのもの方向性を決める立場にはない。
私のこれまでの職務経験からしか物事を書いていないが、過去に何度と無く、なんともいえない喪失感、もしくは部外者のような感覚を味わっていたのだ。
MBA留学した理由は、
・マーケティング部門の経験、管理部門の経験、経理部の経験とITという現在のコアコンピタンスをゼネラルに融合するには、アカデミックな環境がベストだと考えたから。
・英語を使う仕事はしてきたけれども、コミュニケーションスキルをレベルアップさせたかった。
・マネジメントスキルを身に付けたかったから。
なんでウェールズになったかと言えば・・
・イギリスの大学院は1年だから。
・AMBAだから。
・クラシック音楽が好きで、ヨーロッパのオーケストラが好きだから。
・EU圏内で生活する事で、日本からは見えないものが見えるかなぁーと思ったから。
・貯金で賄いたかったから(相方の語学校1年分もプラスなので、かなりの出費。。。)
・相方も住むので、治安の良い田舎がよかったから。
・他の学部で著名な学部があるから。
・海岸が美しいから。
・少人数だから。
※留学の総括は、まだ終わっていないから書けないけど、近いうちに書く予定。
帰国後の職に関して悩んでいる。IT・インターネットという切り口は外せないのだけれども、いくつかアイデアはあるが、実際には何がいいのだろうかと。
マネジメントとしてステップアップを考えるならば、チャンスがあれば、ひとつに固執する必要はないのではないか。より多くの実績を自分のコアコンピタンスを切り口に積み上げていければいいのではなかろうか?などと考える自分がいる。
今思う事は、まずは、席を空けて待っていただいている(はずの)元の会社で、もうできませーんと思えるくらい、熱を入れて仕事をすることが大事かなと。
もし、別の仕事と言う場合については、一生懸命やってみてから考えよう。それに、こういうことは、需要と供給の問題があるので、ニーズが無ければ、自分の気持ちがそう思っていても、叶わなかったり自分にとって不利な条件になってしまうんですから。
ということで、野心をもって英国にやってきてはや1年が過ぎ、知識が増えた分、いろいろ悩みが深まっているような気がする。
というとこで、支離滅裂ですが、これで今日は終わり。