ケーブルテレビで、ベルリンフィルの来日演奏会を流していて、R・シュトラウスの英雄の生涯を聞いた。
サイモン・ラトルは暗譜で指揮している。すげえ。
演奏は、ねっとりしている。でも、響きや表現はとてもすばらしい。
だが、一点チューバ吹きとしては許せない点があった。
戦いの場面で、チューバはミュートを使うのだ。んが、ベルリンフィルのチューバのおっちゃんはミュートを挿していなかった。隣に座るユーフォニウムのおっちゃんも同様に挿していない。
ベルリンから持ってくるのが面倒だから使わなかったに違いない。
10年以上昔になるが、NHKホールで私もこの曲を演奏したことがある。この曲でミュートを必要とするから、しかたなく5万円を払ってミュートを購入したんだけどなあ。 折角NHKホールで演奏するし、かなりきっちりしたオケだったから、初回の練習に間に合うようにあわてて購入したのだ。
軽くむかつくぞ。日本の知り合いの音楽家から借りるとか努力すればいいのにね。
なんなら言ってくれれば、おれのミュート貸したのに。
最近、使うこと無くてホコリかぶってるから。