ほーりーの日記

2003年に留学して開始したブログ。2018年5月に他のブログから引っ越してきました。

インターネットと医療

ご存知だろうか。

病院では、電子カルテの導入が進み、また、これまでフィルムで見ていたX線やCT/MRIなどの画像も電子化され、多くの情報がPCで見られるようになってきていることを。

そして、いま日本のいくつかの地域では、病院と地域の診療所をVPNで結び情報共有を行っているのだ。これはADSLなどの安定性はともかく廉価で大量のデータを送受信できる環境が整ったことに負う。

それにより、地域の大病院に蓄積された過去のデータを参照しながら近所のクリニックで最初のチェックなどを行える。病院で長い時間待つ必要はない。

また、ネットを経由して、自宅で自分のや家族の電子カルテを見たりすることもできる。

たぶん、近い将来、我々の健康状態を家庭用医療機器が毎日測定して、そのデータを病院へ送信し、過去のデータと付け合せながら異常が無いかチェックし、異常があれば、病院や近所のクリニックのドクターが情報を確認し、問題があれば本人へ診察へ来るように連絡が行われる、そんな時代がくるのだろう。

たぶん、ホームユーザーはヘルスケアチェック専用のポータルサイトを各人が持って、病院のデータベースをもとにしたドクターとのコミュニケーションをとるようになるだろう。

予防、健康といった切り口は、医療のIT化によりますます我々の生活と密接になっていくのだ。