多チャンネル時代とインターネット
インターネット上における動画配信のメリットってなんでしょう。
私は、オンデマンドにあると思う。
テレビはCATVを通じて着実に多チャンネル化しつつあり、窓口の不足を補うという役目はありえない。それでは、なぜ動画配信がビジネスとして可能なのかと考えるに、インターネットは、よりパーソナルなメディアであろうということが頭をよぎる。
”したいときに、する”である。
インターネットに於けるライブ配信にそれほど需要が無いのは、それではテレビの代わりにすぎないからだろう。
ただし、WiFi規格の普及によるmobilityの向上は、上記の考えをひっくり返すとは思う。ブロードバンドによって、どこにいてもテレビに匹敵する質を提供できるのだから。現在のブロードバンドは自宅が主流であり、公衆エリアに於いてはその限りではない。
駅のホームで、みんながノートPCやPDA経由でライブ放送に見入っている様が実現されるのかもしれない。
mobilityがなぜ求められるのかっていうと、せっかちな人が、いつでも情報を入手したいからなのだから、無線ネットワークによる広帯域のインターネットの普及は即時性の高いコミュニケーションがより促進されるはずだ。