ほーりーの日記

2003年に留学して開始したブログ。2018年5月に他のブログから引っ越してきました。

日本の英語教育に思う

実は、文章を書く事に対する苦手意識が抜けたのは、つい最近のことだ。

小学校の時、毎日強制的に日記を書き提出していたが、自分の内にあることを書き出す方法や、どのように感じ・考えているのかを書き出すかに関するフィードバックは無かったように覚えている。事象の受け取り方や、その表現の仕方は各自にお任せ状態だったとも言える。ということで、小学校1年から6年生まで自分の文体を育てることもなかったので、一度も学校新聞に自分の文章が載ることなく卒業した。

中学校になっても状況は相変わらず変化しないので、やはり作文は大嫌いな科目であった。テーマがあっても、何を書けば良いのかさっぱり分からなかった。もちろん学校新聞に掲載されるような作文は書けなかった。

また、大学の卒論ゼミで、同級生のあまりに独特な文章を見て、尊敬と共に自分の文章のつたなさに恥ずかしくなったことを今でも覚えている。

話はそれたが、英語教育は日本語教育とリンクしている。単語を覚えるとか、発音はテクニック的なもので、中味をしっかりしないと現実の世界は扉を閉ざしたままだ。

もし、小学校で文章教育を、もう少し日記教育を使ったフィードバックで改善し、中学校でその国語教育を継続して行い、育てた国語能力を活かした英語教育を中学・高校で行えば、大学生くらいで、充分な表現能力が育っていると思う。

英国に来て、最初の2ヶ月プレスクールに通ったが、そこで痛感したのは、自分の文章表現能力だ。イディオムや熟語は重要なのだろうか?言いたいことを言うのに難しい言葉はいらないのではないか? シンプルな言葉で大概の言いたいことは充分表現できる。専門的な単語は必要だが、必要なら調べればいいし、必要に迫られて調べた単語は忘れない。

追伸

明日は、歯医者へ行くため日帰りロンドンだ。往復12時間の旅は、とても憂鬱である。